学校が目指す方向性をお話しします

2023年4月23日 08時50分

 4月21日(金)には、今年度初めての参観会と懇談会が行われ、多くの保護者の方々にご参加いただき、大変感謝しております。
 ここでは、参観会後に、リモートにて校長から保護者の皆様にお話しさせていただいた学校の思いなどについて掲載します。

1校訓や田原精神に寄せた思い
 校訓「勤勉なれ 責任を果たせ」からは、その言葉通り精を出して勉学に励み、自らの責任を果たす人にとの思いが、田原精神「玉みがかざれば器をなさず、人まなばざれば道を知らず」には素晴らしい素質や才能を持っていても切磋琢磨しながら自分を高めていかなければ立派な人に成長することはできないという意味があり、いずれも先人は人としての基礎作りという面で小学校教育に大きな期待を寄せていたことがわかります。

2学校経営目標に寄せた思い
 学校経営目標というのは、職員一丸となってこんな学校にしたいといういわば「目指す学校像」となります。平成26年度から「いい顔・いい言葉・いい挨拶」は継続された思いであり、真剣に学習したり夢中になって遊んだりするときの本当に「いい顔」、人は言葉を通して学び、言葉を通して気持ちを伝えることから「いい言葉」のシャワーを、そして人とかかわる力の第一歩であり学校に勢いと活気を生み出す「いい挨拶」を目指したいとしてきました。
 令和4年度以降、「地域の学校」という言葉を加えています。そこには、学校内外のいろいろな「ひと・もの・こと」とかかわりあいながら進めていきたいという思いが込められています。
 これらの思いはその下の「経営の柱」のトップに掲げられている「Well-beingを実感できる学校」にも表れています。Well-beingは一般的に「健康」「幸福」と訳される言葉ですが、自分の健康や幸福が他者の喜びを作り出し、翻って自分にも影響するという循環的なものを実感できる学校というものを目指していきたいと考えています。

3学校教育目標に寄せた思い
 学校教育目標はこんな子供に育ってほしいといういわば「目指す子供像」になります。平成24年度より「本気で取り組む」姿はずっと追い求めており、多少の困難を含むことであっても、児童と教師が真剣に向き合い、現状に甘んじることなく前向きに粘り強く取り組み、達成感や成就感が味わえる子供になってほしいという願いが当時から継続されています。
 令和4年度から「ゆめにむかい」の言葉が新たに加わっています。「ゆめ」には、将来の目標や「夢」とまではいかなくても、「できたいこと」「なりたい自分」に向かって、日々目指していくものやことという意味が込められています。