学校日誌

田原っ子のみなさんへ(その3)

2020年5月7日 13時16分

第3回は3年2組担任の正洋先生です。
「にじいろのさかな」という本をしょうかいします。

青いふかいとおくのうみに1ぴきの魚がすんでいました。その魚は、ほかの魚にはないような にじ色のうろこをもっています。その中にはきらきらかがやく 『銀のうろこ』も入っていました。はじめ、にじ色の魚は、いい気になってほかの魚とは一切口をきかなかったし、「『銀のうろこ』をくれ」とおねがいされてもぜんぜんあいてにしませんでした。そのうちに、にじ色の魚は、ひとりぼっちのさびしい魚になってしまいました。しかし、ある日、ひとでになやみを打ち明け、たこにそうだんすることをきっかけに にじ色の魚は考えをかえていきます。それは、にじ色の魚が今まで大事にしていた『銀のうろこ』を1枚ずつまわりの魚にわけること。『銀のうろこ』を分けるうちに、ほかの魚といっしょにいることがすっかり楽しくなったにじ色の魚。とうとうにじ色の魚は、一番の宝物をみんなあげてしまいました。『銀のうろこ』をうしなったかわりに、幸せを手に入れたにじ色の魚のお話です。

  みなさんには、にじ色の魚のような宝物(とくいなこと)はありますか。ぜひ、新しいクラスで、自分の宝物をみんなに分けてあげてください。そうすると、自分も幸せになれそうです。こまったときには友だちにそうだんすることも大切ですね。先生もがんばります。