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2024/01/09

3学期始業式のお話~自分自身を見つめる

| by 管理者

2024年(令和6年)がスタートしました。皆さん、あけましておめでとうございます。

年末年始は比較的暖かく穏やかな日が続き、私は年末には妻の実家である西伊豆に行ってきました。穏やかな海を見てのんびりし、伊豆漁協「沖あがり食堂」名物の刺身イカと漬けたイカを乗せた「いか様丼」を食べてきました。初詣ではこの天候のように、「田原小が皆さんにとっても、先生たちにとっても穏やかで楽しい場所になりますように」とお願いをしました。おみくじも「大吉」だったので、きっといい1年になるのではと期待しています。

しかし一方で、元日には能登半島を中心にマグニチュード7.6、最大震度7という大規模地震が起き、被災された方も多くいるとの報道がなされました。お正月ですので帰省や旅行で訪れていた方もいるだろうし、もしかするとこの中でも親戚など身内の方が被災され大変な思いをされている人もいるかもしれません。被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧を祈るばかりです。



さて、話はガラリと変わって、今年は何年か知っていますか。年の初めなので、十二支のお話から始めてみたいと思います。「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の順番に今年は何年?と言いますよね。昨年は「卯」年、今年は5番目の「辰」年になります。


では、なぜこの順番になったかというと、「昔々、神様が動物たちに向けて「1月1日の朝に、神様のもとへ早くたどり着いた1番~12番目までの者を、一年交代でその年の大将にする」という旨のお触れを出したそうで。それを聞いた動物たちは皆、「我こそが1番になろう」と張り切ります。ウシは足が遅いので、誰よりも早く出発し、歩みを進めます。神様の家に着いたところ他に誰もおらず、自分が1番だと喜んでいたところ、ウシの背中にいたネズミがぴょんっと飛び出して1位を横取りしたため、ウシは2位となってしまいました。ちなみに、ネコは話を聞きそびれ、ネズミに聞いたところ「1月2日の朝」と言われてしまいます。ネコがやって来たときには当然順番は決まった後だったので、それ以来ネコはネズミを恨み、追い回すようになったなんていうお話もあるそうです。

昨年の「卯」は、芽を出した植物が成長していき茎や葉が大きくなる時期、今年の「辰」には、発芽した植物がしっかりとした形になる、いままで準備してきたことが形になるといった、縁起のよい年になると考えられています。


これまでの歴史を見ると、「辰年」というのは割と大きなことが起きる縁起の良い年だったということが分かります。ちょっとだけ紹介しますと‥

12年前の辰年、2012年はロンドンオリンピックで過去最多のメダルラッシュにわき、山中伸弥教授がノーベル生理学賞・医学賞受賞、東京スカイツリー開業と続きます。
さらに12年前の2000年は、シドニーオリンピックで高橋尚子選手がマラソンで金メダルに輝き、イチローは野手として日本人初めての大リーガーとなりました。
さらに12年前の1988年は、東京ドームが完成し、瀬戸大橋や青函トンネルの開通とこれまで見たことがない球場や道路が完成しました。
さらに12年前の1976年は、鹿児島で日本人初の5つ子ちゃんが誕生し、アイフォンで有名なアップルコンピュータが設立されたのもこの年です。
さらに12年前の1964年には東京オリンピックが開かれ、敗戦国日本が名実ともに世界に復興を印象付けた年になりました。このオリンピックに合わせ、東海道新幹線も開通されました。

どうですか。なんだか、ここまで見てくると、今年も何か大きなことが起こりそうなワクワクした気持ちになりますね、きっと皆さんにとってもとてもいいことが起こるような1年になると思いますよ。大いに期待しましょう。


さて3学期は、大きくステップアップするための大事な学期です。今年度の仕上げと次にやってくる学年への準備をする学期です。ぜひ、「有終の美」という言葉を意識してほしいです。何かをやり始めることは誰でもできますが、終わり(最後)までやり遂げることは難しく立派(美しい)という意味です。飛行機だって、高く遠くへ飛ぶためには、その前にしっかりと走らないといけません。次の学年に向かって大きく羽ばたくためには、この3学期はしっかりと走り切ることが大事です。


 今、「しっかり走り切る」と言いますが、そのためには、まずは「自分自身をしっかり見つめる」ことから始めてみましょう。私たちは皆さんに事あるごとに「どんなことができるようになりたいの?」「何がしたいの?」「どんなふうになりたいの?」と聴くようにしたいと思っています。だから、皆さんは終業式の折にお話ししたように、「これができるようになりたい」みたいな「夢」をちゃんと心にもって、「どうしよう」と考えたり、友達や先生と話し合ったりして何度でも挑戦するようにしてみてください。


 3学期は学校に来る日が49日です。ぜひ、有終の美を飾るためにしっかり走り切るようにしてみてください。

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